インテリア不動産

赤坂のヴィンテージマンション

 立地・デザイン・管理体制に優れ、築年数を重ねながらも資産価値を保ちつづけるヴィンテージマンション。リノベを視野に入れて物件指定で探す方も多く、売り出しがあればできるだけスムーズに検討を進めたいところです。今回の記事では、ヴィンテージマンションの価値と選び方のポイントをお伝えします。

ヴィンテージマンションの魅力

 中古マンションの中でも「ヴィンテージマンション」と呼ばれる物件には、特別な価値があります。立地やデザインはもちろん、管理の良さによって築年数を重ねてなお価値を維持し続け、穏やかな佇まいが心地いい、魅力的な存在です。

 港区・千代田区・渋谷区・世田谷区といった都心の人気エリアに建つヴィンテージマンションは、新築では供給が難しい、ゆとりのある広い敷地や区分の専有面積を持っています。90㎡を超える3〜4LDKプランもあり、家族でゆったりと暮らしたい世帯にとって、最適な候補といえるでしょう。

 しっかりと設計され上質な建材が使われたエントランスや共用部など、いま見ても存在感を放つ建物も多く、その上質な空間の中で日々暮らせるのは大きな魅力といえるでしょう。

高級マンションのエントランス

ヴィンテージマンションが選ばれる理由

 ヴィンテージマンションは立地の良さから教育環境や生活利便性がよく、安心して長く暮らせる環境が整っている物件が多いのも特徴です。

 そして、もう1つは「暮らしの自由度」です。 設計や管理体制などの付加価値が高いにもかかわらず、購入費用は同エリアの新築より抑えられ、間取りが古いと販売価格も下げめです。その差額ででフルリノベを前提にすれば、間取り変更とインテリアデザインで家族の暮らしにフィットした住まいを新しく創れます。

  たとえば「子ども部屋を将来仕切れるように設計する」「床を無垢材に張り替えて無機質なモルタルやグリーンとのコンビネーションを楽しむ」「アイランドキッチンと広いリビングで家族が寛げる空間をつくる」「リモートワークを快適にする」など、理想の住まいを具体的に形にできるのです。

広いダイニング

気をつけたい3つのポイントと対策

 ヴィンテージマンションには、いくつか注意したいポイントがあります。

耐震基準

     築年数が古いマンション全般にいえることですが、耐震基準を確認しましょう。1981年以降の「新耐震基準」に適合しているか、補強済みであるかどうかは、不動産会社を通して確認しておくと安心です。造りの良いヴィンテージマンションは旧耐震でもローン審査が通りやすい場合もあります。

    修繕積立金、管理費

       修繕積立金や管理費などの、建物の価値を維持する目的で所有者が負担するべき費用に注目しましょう。築年数の古いマンションは新築よりも修繕積立金が高めですし、広い敷地や行き届いた共用部を維持しているので管理費も高めかもしれません。ただ、その分、ワンランク上の住環境を手に入れられるともいえます。購入前には必ず「修繕計画」と「積立金の状況」「毎月の負担額」を確認しておきましょう。

      防音、セキュリティ

         防音やセキュリティ面については、新しい仕様に比べて弱い物件もありますが、元々の造りが良かったり、丁寧な修繕と管理を重ねて良い状態を維持しているマンションも。この点も注意して見ていきましょう。

         もし気になる点があったとしても、室内リノベーションで二重サッシや遮音性の高い建材を採用するなどして改善できることもあります。注意点を一つひとつ確認し、最終的にはリノベの費用感と手に入れられる価値を総合していくことで、ヴィンテージマンションでの暮らしを他と比べられないものにできるでしょう。

        眺めの良いベランダ、夫婦

        理想の物件を探すために

        管理状態と修繕履歴をチェック

        ヴィンテージマンションを探すときは、まず「管理状態」と「修繕履歴」を確認しましょう。清掃の行き届いた共用部や、住人の自主的な管理組合運営がある物件は、安心して長く暮らせる証です。

        間取り変更が可能かを確認

         次に「思い通りのリノベーションが可能かどうか」。「どんな中古マンションがリノベーション向きなのか?」を見極めることはとても重要です。築年数にかかわらず、マンションの構造によっては、水回りの位置や間取りの変更が制限される場合があります。購入を検討する間に、不動産会社を通じて確認することが大切です。

        テイストを感じるリビングとダイニング

        家族の暮らし方をイメージしておく

         お住まい探しの最初に「暮らし方のイメージ」をしっかり作っておくと、理想の住まいを手に入れやすくなります。家族で過ごす時間、お子さんが育つ環境、趣味やリモートワークの空間、ローンや管理費などの負担額…。理想的な暮らしが決まると、選ぶ物件も自然と決まっていきます。

        リビングで遊ぶ幼児

        物件が出たら逃がさない

         物件指定で探している人が多いのも、人気のヴィンテージマンションならでは。狙っているマンションに売り出しが出たら、機会を逃さずに進めたいですね。

         一般に、住宅購入にかかる期間は、住まいを探し始めてから契約までおよそ2〜3か月です。そして、契約からリノベ完了までは3〜4ヶ月程度。インテリア不動産では、お客様に余裕のある資金計画で住まい購入とリノベを進めていただけるように、住宅FPによる無料マネープラン相談無料ライフカウンセリングの機会をご提供しています。

        住まい購入からリノベ完了までの進め方はおよそ下図のとおりです。

        物件購入からリノベ完了までのスケジュール感

         

        「住まい探しを始めたけれど、いまひとつしっくりこない」「ローンをいくらまでなら組んでも大丈夫なのか心配」「今の住まいを売って住み替えたい」「片づけが苦手」「取り入れたいデザインはあるけれど、どうやって進めて良いか分からない」という方は、ぜひお早めにご相談くださいね。

        まとめ

         ヴィンテージマンションは、立地の良さとデザイン性、管理体制がそろった、時間を重ねてなお価値が高まる住まいといえます。その人気ゆえに、巡り合えるタイミングが難しいところではありますが、インテリア不動産が提携するスマトリの不動産エージェントにお申し付けいただくと、独自のルートでリノベむきヴィンテージマンションをお探しすることもできます。

          ヴィンテージマンションは「中古マンション購入+リノベ」でフィットする暮らしを実現したい方に、ぜひご検討いただきたい選択肢です。

        関連記事