
マンションや戸建ての住み替え成功術|失敗しない自宅売却と新居購入のコツ
お子さんの成長や暮らし方の変化にあわせて「もう少し広い家へ」というニーズが生まれるのは、とても自然なことです。でも、ローンが残る自宅を売却するのと同時に、新しい住まいを見つけるのは不安も多いもの。そこで今回は、インテリア不動産が提携するスマトリの本部にお話しを伺い、住み替えでよくある心配と、その解決のヒントをやさしくまとめてみました。
住み替えを考える理由とその背景
一般社団法人あんしん解体業者認定協会が実施した調査によると、最も多い住み替えの理由は「もっと広い家に住みたい」だったそうです。
子どもが成長して部屋が手狭になったり、在宅ワークのためにワークスペースを確保したくなったり。家族の暮らしは時間とともに変わり、それにあわせて住まいもアップデートしたくなるのは自然な流れです。
特に30代のファミリー世帯では、住まいを中古で購入して自分たちらしくリノベーションしたい、と考える方が、最近特に多くいらっしゃいます。
ローンが残っている自宅を売却に出しつつ、新しい住まいを探してリノベする、となると、資金やスケジュールのやりくりが欠かせません。ここに工夫が必要になります。

住み替える時、みんなが感じる心配なこと
いざ住み替えを決めると、多くの方が感じる不安は共通しています。
- 売却価格を強気に設定しすぎて、なかなか売れない → ダブルローンの負担になるのでは?
- 仮住まい期間が長引いてしまう → 想定外の賃料や引越しの手間がかかるのでは?
- 住宅ローン審査に通らない → 与信や返済状況の影響で新居購入が難航するのでは?
- 慌てて割高な物件を選んでしまう → 結果として暮らしに不満が残ると困る…
- 買主の都合で契約がキャンセル → スケジュールが大きく狂うと大変なことに…
どれも、起こり得る不都合ですが、いずれも、事前に対策を知っておくだけで対応できるので、しっかり対策を練っていきましょう。気持ちに余裕が生まれてこそ、計画もうまく運ぶというもの。成功するように進めていきましょう。

対策と具体的ノウハウ
心配を安心に変えるには、段階ごとにできる工夫があります。
1. 総予算を立て、余裕ある資金計画を
まずは「購入費用」と「売却見込み額」を整理して、仮住まいやリノベーション費用を含めた予算を立てていきます。
想定外の出費に備えて、計画に少し余裕を持たせることが大切です。
2. 売り出し価格は適正に、少し高めにスタートする方法も
周辺の相場をチェックしながら、最初はやや高めに設定して市場の反応を見るのは有効な方法です。問い合わせがあった時に調整することで、売却と購入のバランスが取りやすくなります。
3. 「売り先行」と「買い先行」を比べて選ぶ
売り先行とは?:
今の住まいを先に売却する方法です。ただ、先に良い値段で成約してしまうと、新居が決まるまでの間に仮住まいが必要になる可能性があります。
買い先行とは?:
新居を先に購入する方法です。今の住まいの売却にじっくり取り組めるので、希望の価格で売れる可能性も上がりますが、一時的にダブルローンのリスクが生じます。
それぞれの資金繰りを不動産エージェントに計算してもらい、どちらが自分たちの計画に合うか、じっくり検討しながら進めていきましょう。
4. スケジュールには余裕をもって
売却・購入・リノベ・引越しはすべてが連動しています。余裕をもって計画することで、落ち着いて物件を探せます。焦りは禁物です。
5. 頭金の額は慎重に
手持ち資金をある程度残しておけば、追加費用や仮住まいの期間にも柔軟に対応することができます。月々の返済と手元の安心感、その両方をバランスよく考えて、ローンで借入する金額と頭金の額を注意して進めましょう。

安心して住み替えを成功させるために
住み替えをスムーズに進めるための大切なポイントは次の3つです。
1. 目的を明確に
「なぜ住み替えるのか」「将来どんな暮らしを描いているのか」を言葉にすると、物件選びや資金計画に迷いがなくなります。
インテリア不動産では、ライフカウンセリングとファイナンシャルプランナーによるマネー相談の機会を無料でご提供しています。
2. 制度を上手に活用
3,000万円特別控除や買い替え特例、住宅ローン控除など、税制優遇をうまく利用すると負担を大きく減らせます。
施工にも補助金が使える可能性があります。
3. 信頼できるパートナーと出会う
住み替えは流れが複雑です。経験豊富で、あなたの希望に寄り添ってくれる不動産会社の担当者と進めることが、安心につながります。ぜひスマトリの不動産エージェントに相談してみてください。

まとめ
「もっと広い家に住みたい」という気持ちは、家族の未来を見据えた自然な願いです。ローンが残る自宅の売却、新しい住まい探し、資金やスケジュールの調整──少しハードルがあるように思えるかもしれませんが、ひとつずつ丁寧に準備していきましょう。制度の活用や信頼できる不動産の担当者とともに進めることで、住み替えは「不安」ではなく「新しい暮らしへのワクワク」に変わります。
住み替えとリノベを前提とした資金シミュレーションを受けてみられたい方は、インテリア不動産事務局へお問い合わせください。スマトリの不動産エージェントと一級建築士、ファイナンシャルプランナー、銀行の担当者など専門家が連携してサポートいたします。