インテリア不動産

下北沢プロジェクト

下北沢フルリノベーション事例(3) – 住まいに人生が映る

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完成から1年後、高瀬さんが驚いたこと

竣工から約1年後。

高瀬さんはこの住まいを再び訪れる機会がありました。

そこで目にした光景は予想外のものでした。

完成時よりも、さらに魅力的になっていたのです。

新しい家具が増え、植物が置かれ、インテリアが整い、暮らしそのものが育っていました。

「竣工写真を撮ったときより、さらに素敵になっていたんです。」

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愛着があるから、もっと良くしたくなる

ご夫妻はこう話してくれたそうです。

「愛着を持った場所になった。これからも素敵に保ちたい。」

この言葉は高瀬さんの中に強く残りました。

それまで住まいは、

時間とともに散らかり、

少しずつ劣化していくものだと思っていたそうです。

しかし、この住まいは逆でした。

愛着があるから手入れをしたくなる。

好きだから整えたくなる。

大切だからもっと良くしたくなる。

その積み重ねが、住まいをさらに魅力的にしていたのです。

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人生が映る住まい

なぜそんなことが起きたのでしょうか。

高瀬さんは、このプロジェクトを振り返りながらこう語ります。

「この家には、お施主様の過去・現在・未来が入っていたんです。」

バンクーバーで暮らした思い出。

今の趣味であるギター。

友人との時間。

将来の子ども部屋。

人生そのものが空間の中に反映されていました。

だから住まいは単なる箱ではなく、

自分自身の一部になったのです。

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空間は人を変える

このプロジェクト以降、高瀬さんは数多くのリノベーションを手掛けてきました。

そして今、確信していることがあります。

「空間は人を変える。」

好きな場所だから掃除したくなる。

好きな場所だから整えたくなる。

好きな場所だから豊かな時間を過ごしたくなる。

住まいは人生を入れる器ではなく、

人生そのものを映し出す場所なのかもしれません。

編集部より

中古マンション購入とリノベーションを検討される方から、

「資産価値は下がりませんか?」

というご質問をいただくことがあります。

もちろん資産価値も大切です。

しかし、それ以上に大切なのは、

毎日帰りたくなる住まいであること。

今回の下北沢の事例は、

自分たちらしい住まいが暮らしを豊かにし、

その結果として価値を育てていくことを教えてくれました。

住まいは、人生を映す鏡。

そんなことを改めて感じさせてくれるリノベーション事例でした。

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株式会社MADARA 代表取締役/一級建築士
高瀬 友基(たかせ ゆうき)

1982年生まれ、神奈川県横浜市 出身。
東京理科大学工学部建築学科卒。

建築家の建築設計事務所を渡り歩き、リノベーションに出会う。
住宅・事務所・店舗・宿泊施設・収益不動産など設計施工500件以上に携わる。
目的とターゲットを起点に、土地・建物・人の文脈を読み解き、見立てによってストーリーとデザインを統合する独自の設計アプローチを実践。空間が変わることで人の意識が変わり、人と空間が与え合う正の循環が生まれることを、数百件の設計を通じて確信している。

日本空間デザイン賞2019 入選(2作品)
「東海道BEER川崎宿工場」「MADARA OFFICE」

東京新聞・Yahooニュースほか
雑誌・新聞メディアに多数掲載

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